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国会対策は何をするのか【その1】 立憲民主党後藤議員が語る

画像は立憲民主党の国会対策幹部、予算委員会次席理事の後藤祐一(ごとう ゆういち)衆院議員=神奈川16

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立憲民主党の後藤議員が、国会対策の役割について立憲ライブで明かした。一見、野党と与党の"殴り合い"のように映る政治の舞台裏で、国会対策の果たしている役割はより複雑で微妙なものだ。

国会対策とは、一言で言えば政府や与党との駆け引きのプロセスだという。見かけ上は、与党と野党が激しくぶつかり合っているように見える。だが、その裏側では国民の声を反映させるための細やかな戦略が展開されている。戦略の一部としては、時と場合により身を引くこともあるが、裏で勝利を収めるための綿密な準備が進行している。

例えば、保険証をマイナンバーカードに強制的に紐づける問題である。立憲民主党はこれに対して、マイナンバー制度に賛成でも、保険証を無理やり紐づけるのに反対だと明確に国会中で反対した。

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これは極めて重要な課題で、国会が閉会中であっても委員会を開き、審査を行うべきだと後藤議員は言う。だが、与党を動かすためには、何かを材料にし、問題を前面に出すように働きかける必要がある。今回は後藤議員らの交渉が実り、以下のように閉会中審査が開かれていた。

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次はその時々世論での関心が高い案件への対応も国会対策の一部だという。与党が取り組みたがらない問題でも、立憲民主党は被害者の声を直接聞き、法案を作り、それを推進する。これの例が旧統一教会被害者救済法である。まだ完全な法律には程遠いが、立憲民主党らによるヒアリングからの動きがなければ一歩も前に進まなかっただろう。

そして最後に、国会対策には党内マネジメントの役割もある。全員が同じ意見を持つことは難しい。だが、一度決定された法案に対する賛否は統一されなければならない。それが党としての決定であり、その決定に従って行動することが必要だと後藤議員は強調した。党内で意見統一できるようにいろんな議員と交渉し、党としての落としどころを探るのだ

国会対策という言葉は与野党が裏で握る茶番の響きも帯びてきている今、立憲民主党の後藤議員の語る意義はこれらの先入観に対して全く違うものであった。

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