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「野党は能登半島を人質にしている」の真偽は? 泉健太トークセッションまとめ

現在国会では政倫審を巡る与野党の駆け引きが活発化している。その過程で野党が示唆したのが予算審議における「審議拒否」の可能性である。詳しくは同ブログ内の「立憲民主党2024年前半 政治とカネの動きまとめ」「野党は予算を人質にしているのか 泉健太トークセッションまとめ」を参照されたい。

それに対して与党議員、SNS上の一部で述べられている言説が「野党は能登半島を人質に取っている」というものである。審議拒否によって今年度中に予算が組めない場合、能登半島地震の復興に予算が配分できず復旧作業が止まるなど被災者に影響が出るという言説は頻繁にみられる。

 

しかしニコニコ生放送で放送している「泉健太トークセッション」で立憲民主党の泉代表は、そのような言説について明確に否定をしている。

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〇今年度はすでに十分の予備費が計上されている。

2024年1月に発生した能登半島地震では、政府は2023年度の予備費から約1500億円を支出することを決定した。震災の復興支援はその予備費から支出されており、現在その予備費によって可能な限りの支援が進められている状態である。その中で仮に今年度中に予算が成立しなかった場合でも、能登半島復興の事業がストップするなどという事態は起こりえない。事業の進行を一切止めることはなく、契約の期日を変更するなどで対応することが可能である。

また予算案については今年度中に成立がなされなかった場合、内閣は財政法第30条に基づいて暫定予算を作成することができ、予算成立が仮に遅れた場合でも来年度において行政機能の停止などの大きな被害が出ることはない。

 

これらのことから動画内で泉代表は、審議拒否によって能登半島復興に影響が出ることはない、野党が能登半島を人質に取っているという事はない、と強調している。