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保険証廃止の不安払しょくとは何か 河野デジ相は答弁できず 立憲民主党杉尾ネクスト大臣の質疑で

画像はネクスト内閣府大臣、杉尾秀哉(すぎお ひでや)=参院長野

立憲民主党の杉尾秀哉ネクスト内閣府大臣は本日、参議院で保険証をなぜ早急に廃止するのかを河野デジタル担当大臣に問うた。保険証廃止の不安払しょくできねば延期もあり得るというが、不安払しょくとはとは何かには、河野デジタル大臣はついぞ答えられなかった。

昨日の立憲民主党のヒアリングで明らかになったことは、保険証廃止後の猶予期間が実質ゼロに近いという事実である。杉尾秀哉議員は現場が余裕がないまま進めてしまうことにたいして、「世紀の愚策」と強く批判し、76%の国民が保険証廃止に反対、もしくは延期を求めている現状を示した。

河野大臣の答弁は、保険証廃止後の保険診療への不安を繰り返し言及し、周知徹底の必要性を訴えるものだった。しかし、その「周知徹底」が具体的に何を指しているのか、どのような手段で不安を払拭するのかについては明確な説明はなかった

さらに、保険証の紐付け誤りについての点検やシステム開発が進行中との発言もあったが、具体的なスケジュールや完了予定時期、そしてそれがどの程度の不安解消に繋がるのかについては触れられなかった

杉尾議員は、現在の保険証制度が最も安心できるシステムだと指摘し、廃止に向けて進むこと自体が問題であると強く批判した。また、岸田総理が発言している「保険証廃止は国民の不安払拭が大前提」という言葉に対して、不安払拭の定義や判断の時期についても質問を投げかけた。

立憲民主党はかねてよりなぜ保険証を廃止して強制的にマイナンバーカードに使わせるのか、選択制でいいではないかと主張している。