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泉健太トークセッションで、立憲民主党の泉健太代表と参議院議員の村田享子氏らが未来世代委員会から提案された生理休暇を巡り活発な意見交換を行った。その焦点は、「学生の生理休暇」だった。
党未来世代委員の芹ケ野氏は、包括的性教育と生理休暇導入の提言書作成について触れた。芹ケ野氏がこの問題に取り組むきっかけとなったのは、生理痛に悩む高校の友人の経験だ。友人は、欠席が成績に影響を及ぼすとの恐怖から学校に通い続けたという。この現状に疑問を持ち、生理休暇の導入を訴えた芹ケ野氏は、その後アンケート調査を実施。生理痛により学校を休みたいが、授業の欠席が成績に影響するという意見が多いことを確認した。
この問題に対する解決策として、泉代表は、生理や病気による試験の欠席が許されない現状を改善する取り組みが必要だと提案した。そして若者協議会の提言は、現場の声が反映されているものであり、政党として重視すべきだと強調した。
これに対して、村田参院議員は、生理休暇の導入について詳述。教育委員会にはすでに文科省から生理時の学生への配慮についての通知が出ており、その中で生理休暇は成績表や内申書に欠席として記録しないよう指示されていると述べた。
しかし、問題はそれだけではない。村田氏は、学生時代に生理休暇の概念が無かったとし、社会人になってからも取りづらい状況があると指摘。特に男性上司に生理休暇を求めることは難しく、その解決策として名前を変更する動きがあると紹介した。討論に加わったメンバからは、ある会社では生理休暇を通常の有給休暇と同様に扱っていると説明した。これにより、「有給を取る」と伝えるだけで休むことができ、言い訳をせずに済むという。
この提案に対して、村田享子参院議員は党のジェンダー平等委員会で真剣に議論を重ねて党の訴えにしていくと約束した。