立憲民主党の泉健太代表は橋下徹氏と松井一郎氏が立ち上げた新会社「株式会社松井橋下アソシエイツ」について警戒感を示した。新会社の事業内容には、行政機関とのアクセスサポートが掲げられている。泉代表は「まさか口利きというものではないと思いたい」とけん制を示した。
行政機関へのアクセスサポートが、有償で提供されるとの指摘は一層の懸念を生じさせる。泉代表は「政治家が行政へのアクセスを地元の住民や有権者から金をもらって口利きをするのはあるべき姿ではない。そのあるべき姿は現職でもあり、またOBになった政治家たちにも当然求められるべきだ」と指摘した。
口利き疑惑は過去にも存在し、2023年には国交省のOBが天下りをあっせんしたとみられる事案もあった。立憲民主党はこれについても追及したが、未だに明確な答弁はもらっていない。
泉代表は「各大臣たちが会社を立ち上げ、行政のアクセスをサポートし始めたら、不気味な感じがする。国民は『どんなアクセスで、お金をもらったんだ』と気にするだろう」と指摘。そして、橋下・松井両氏の新会社について「どこから依頼を受けて、どれぐらいの報酬をもらったのか。公開されるようであれば、行政的に問題にならない可能性が高まる」と述べ、透明性の確保が非常に重要であるとの意見を示した。
口利きは自民党の政治家の汚職のパターンの一つとされる。日本維新の会の二人の大物OBが行政へのアクセスサポートを謳う新会社を立ち上げたことは、維新の会が本当に古い自民党政治を変える気があるのか疑問を投げかける。立憲民主党は引き続き、政治家のお友達優遇をしない「誰も見捨てない、支え合う社会」を訴えていくとしている。
元大物政治家が報酬を得て「行政機関へのアクセスサポートをします」というのは、やり方次第で、口利き、横やりになりかねない。
— 泉健太🌎立憲民主党代表 (@izmkenta) 2023年7月7日
立憲・泉代表 橋下徹氏と松井一郎氏の〝コンサル新会社〟に懸念「透明性の確保が問われる」|東スポWEB https://t.co/OZtUFIMrJi