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立憲民主党2024年前半　政治とカネの動きまとめ

更新が一部間に合っていないのは簡略化してお伝えします。

野党は予算を人質に取ってない　震災復興は予備費なので当面支障なし　自民党は参議院で楽な予算審議したい党利が見える　立憲源馬議員

2024/3/2

立憲民主党の源馬謙太郎衆院議員は4日、野党が予算を人質としてとっているという批判に対して、真っ向から反論した。

「今日衆議院を通過すると、日程的に自然成立するので参議院の審議が楽になるというのが与党の思惑」と主張する。さらに、「新年度予算案に能登半島関連予算は予備費で対応しているので復興に影響が出ることはありません」とも断言した。

震災関連については、被災地選出の近藤和也衆院議員も同様な発信をしており、被災復興のための予算ならば審議不足でも通過するべきという自民党に真っ向から反論した。

　自民が土日国会強行し予算採決へ　官僚土日出勤へ　立憲らは月曜の4日採決主張

2024/3/2

自民党が3/2に、土曜日にもかかわらず予算委員会で予算の採決を行うとした。官僚の過重労働が問題となる中、土日をさらに返上させて質問対応に当たらせることはこれに逆行している。自民党の党利党略のために官僚を残業させることとの批判も受ける。

2日に採決する理由として、日本国憲法に規定されている予算は衆議院で1か月経過したのに自動成立するという「自動成立」を狙うものである。今国会は自民党の裏金問題で開会が遅れ、その上裏金議員の政倫審出席の後ろ向きな姿勢もあり、窮屈な国会日程となった。

これについて3/1に、小野寺五典衆院予算委員長が既定の審議時間が80時間に到達していないにもかかわらず採決する意向をしめし、全野党の猛反発を受けて中止したこともあった。

立憲民主党山井和則議員が自民の強行採決反対の長時間演説を開始　自民に野党との協力で3/4以降の採決を求める

自民党が裏金問題で国会開会が遅れたうえ審議不足のなか、予算の強行採決に踏み込んだことに立憲民主党は反対した。強行採決を決めた予算委員長小野寺五典衆院議員にたいして、解任の動議を提出し、山井和則衆院議員が趣旨弁明に立つ。

趣旨弁明に時間制限がないことから、山井議員は大量の原稿を用意した。弁明は今も続いており、自民党の裏金に関わった議員の名前を全員読み上げて裏金対応の不十分さを糾弾し、不十分なまま数で審議が不足の予算の強行採決に強く反発している。

このような長時間の演説はフィリバスターと呼ばれており、一般的には議会での交渉のための時間稼ぎとなっている。予算の採決が3/4以降になるかどうかを自民党と立憲民主党は交渉しているとみられる。

自民党が予算を強行採決へ　政倫審での弁明の裏で審議不足のまま委員長が採決を決める　立憲や維新ら野党は全党反対し3/4以降の採決を主張

2024/3/1

2025年度予算について、自民党は衆議院で強行採決に踏み込んだ。慣例では80時間の審議が必要なもののいまだに10時間以上足らず、立憲や維新ら野党全党は採決に猛反対している。

今国会の開会は自民党の裏金調査で遅れたうえ、政治倫理審査会での自民党の不誠実な交渉や出席の渋りにより予算審議が停滞していた。野党は「自民党の裏金問題で審議が遅れているのに、野党のせいにして強行採決はありえない」と全党で一致した。

予算には能登半島震災復興も盛り込まれているため、通過が遅れる場合復興への影響もあり得る。その中で、自民党は自らの裏金問題で審議不足になったにもかかわらず、妥協による野党の協力を求めずに無理やり数で押し切ることを選択した。

これに対して立憲民主党らは予算委員長小野寺五典衆院議員の解任動議を提出。通常通り予算の審議を行い、3/4以降に採決することを主張している。

「政権交代こそが最大の政治改革」　立憲野田元総理が自民の裏金究明の及び腰を厳しく批判

立憲民主党の野田佳彦議員は、そもそも政治倫理審査の対象となるべき人物が選出されていないと批判している。特に「裏金を受け取った」とされる人物や「不明不明のオンパレード」のような状態の人物が審査対象から外れていることに問題提起した。

一方、岸田総理は、国民に対する説明の重要性を認めつつも、国会の判断に委ねるべきだと述べている。野田議員が非公開審査を批判し、総理の指示で対応が変わる可能性を指摘しても、岸田総理は「働きかけを続けていく」と答えるにとどまる。

裏金についての追徴課税について、岸田総理は課税問題に関しては法律に従うべきだとの立場を示しているが、野田議員は現在の確定申告期に合わせて、納税は国家の基盤であるとして、政治家の裏金の納税を公に促すべきだと主張している。

その上、野田議員は岸田総理に対して、政治改革の障害になっていると非難し、政治刷新本部長の辞任を求めている。最後には、「政権交代こそ最大の政治改革と確信する」として追及を締めくくった。

立憲梅谷守議員が地元に日本酒配布　岡田幹事長は調査終わり次第厳正な処分も辞さず　会見にて

立憲民主党の梅谷守衆院議員(新潟6区)が地元の会合に日本酒を複数回差し入れたことについて報じられた。 事実であるのであれば、選挙区民買収の容疑となり、悪質さ次第で議員失職まであり得る重大な犯罪行為である。 同様の事件では、2019年に菅原一秀経産相がカニ、メロンなどを贈賄し公民権停止となった。

これに対して立憲民主党の岡田幹事長は、梅谷氏からの説明が必要であり、現在進んでいる調査の結果次第では厳正な処分も辞さないと表明した。

立憲民主党の最も重い処分は除名であり、一般的に国会議員において除名や離党勧告は最大限の厳しい処分となる。

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政治倫理審査会開会へ　自民折れる　安住国対委員長が野党をまとめて

問題は派閥ではなく裏金を作るシステム　立憲の複数議員が指摘

自民党の岸田総理が派閥を解散させると表明したことについて、立憲民主党所属の複数の議員から裏金を作ることから派閥に話題がすり替わっていると批判の声が上がっている。

源馬謙太郎議員は「今回の問題は派閥の存在ではない。 違法と知りながら何年も示し合わせて裏金を作っていたこと」と断言。

阿部知子議員は「使途不明というこのにこそ、最も重大な問題が隠されているのではないか。」と語る。

党代表の泉健太も「どんな乱が起きようと、本質は『裏金』。派閥解消はゴールじゃない」とくぎを刺した。

政治資金関連の責任は秘書のしっぽ切りだけでなく議員にも及ぶように　政治改革で立憲が主張　泉代表も訴え

2024/1/18

立憲民主党が、自民党で発生している裏金問題について、現行の法律では秘書のしっぽ切りに終わることから、改正案を提案している。「連座制」を導入し、政治資金規正法違反した場合、議員も処罰されるようになる。

立憲民主党の泉健太代表は岸田総理の自らの派閥宏池会でも3000万の裏金があったことに触れた。宏池会の解散をしようと表明した総理に対して、「もし岸田派が『解散』するなら過去の裏金は『不問』で良いか？ 良いわけがない！」と強い口調で批判した。

立憲民主党は国会にすでに政治資金パーティの全面禁止の法案を提出した。

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政治とカネで集中審議を 全野党の要請を自民が呑む 国会開会は月末で与野党合意

かねてより全野党が要請した、国会開会前の政治とカネについての総理入りの審議が実現することになった。

はじめ、立憲民主党の安住国対委員長が全野党からの要望を取りまとめて、自民の新任の浜田靖一国対委員長に要請した。自民側は野党の要請をほぼ丸のみする形で日程を調整し、政治とカネの審議の場が整うこととなった。

立憲民主党はこれについて大いに歓迎し、さらに政治倫理審査会の開会も求めることとなった。現在審査会のトップは安倍派で疑惑がある塩谷氏であることから、その資質も含めてしかるべきタイミングでの開会を強く求めた。