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ファクトチェック 中堅・若手も「泉執行部に反旗」していない 立憲若手派閥直諫の会刷新提言を出版

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上の朝日新聞の記事にて、立憲民主党の党内の若手議員でつくる派閥「直諫の会(ちょっかんのかい)」は泉執行部に反旗を翻していないにもかかわらず、事実誤認をさせるような記事である。

そもそも直諫の会は泉代表と近い

泉健太代表は2022年の参議院議員選挙以来、「代表政務室」という組織を新設した。これは代表の政治的な行動に対するアドバイスを行う組織であり、実質的に泉代表の腹心と言える。

この代表政務室のメンバは以下の通り。太字は直諫の会所属の議員である。

室長 渡辺周
室長代理(代表付) 重徳和彦(派閥トップ)
副室長 井坂信彦 荒井優 馬場雄基 古賀之士 塩村あやか

代表政務室の室長は当選9回の大臣経験者大ベテランであるが、組織自体は若手議員によって構成されている。

この代表政務室のアドバイスを受けて、泉代表はかつて代表質問で「口を閉ざし続けるセクハラ疑惑を持つ細田衆院議長」を問いただし好評を得た

他にも、顕著なのは源馬謙太郎衆院議員である。源馬議員は立憲民主党内で外交を担当しており、泉代表の野党外交には常に同行している

このツイートの写真はより顕著である。同じ直諫の会のメンバである源馬議員や青柳陽一郎議員が、いずれも泉代表と同席

泉代表の自らのグループ「新政権研究会」は20人程度しか国会議員はおらず、代表選挙以来、枝野幸男、菅直人、直諫の会、階猛の各議員らの党内グループに支えられている

明確に、直諫の会は泉代表を支える立場であり、朝日新聞の記事は党内の事情と全く異なるタイトルを付けている

なお、現在泉代表に対して反対の動きを見せているのは小沢一郎議員らのグループだけである

直諫の会所属の議員は役職放棄していない

直諫の会は若手議員によってのみ構成されており、彼らは党の各分野の政策立案で今現在大活躍している。

一例として、立憲民主党のデジタル政策PTは直諫の会の中谷一馬衆院議員を中心に動き、多くの直諫の会のメンバも加わっている。

なお、直諫の会の強みとしては、デジタルと外交防衛であり、一般的な立憲民主党に対する世論とは違うものである。

直諫の会の中心人物の1人であり、泉代表にも重用されている源馬議員も、明確に「遠心力を働かせない」としている。