立憲民主党は22日の常任幹事会にて、末次精一衆院議員=比例九州、長崎4区に立候補、の辞任と補欠選挙立候補を決定した。
末次議員は長崎4区で2021年にあと441票で涙をのんだが、競いあった自民党の北村誠吾氏の死去による補欠選挙で必勝を期すこととなる。このように比例代表で当選した議員が辞職し、補欠選挙で選挙区の議員として当選することはセオリー通りであり、立憲民主党の泉健太代表も2016年に宮崎謙介氏の不倫などによる辞職がきっかけの補欠選挙に当選している。
また、長崎は10増10減により、小選挙区が1減少する見込みであり、北村氏の長崎4区は消滅し、全域隣の長崎3区の一部と合併することとなる。 長崎3区の金子原二郎衆院議員は引退を決めて、自民党は選挙区合併を見越して3区の金子氏の息子が立候補し、議席の世襲を狙う構えとなっている。
しかし、自民党長崎県連でも候補者決定では波乱をはらみ、保守分裂の可能性もあり得るかたちである。
なお、末次精一衆院議員も、屋良朝博元衆院議員も小沢一郎衆院議員に近く、この補欠選挙で当選することができれば小沢グループは1名増やすこととなる。 立憲民主党代表の泉健太氏は野党一本化を求める小沢氏らに「いい候補がいたら紹介してほしい」と擁立の支援を依頼し、それが一部実現したと言える形ともいえる。
衆院長崎4区(佐世保市、平戸市、松浦市、西海市、佐々町)の皆様、
— 泉健太🌎立憲民主党代表 (@izmkenta) 2023年8月23日
10月22日の衆院補選は #末次精一 衆議院議員(九州比例)が小選挙区での当選を目指すということで、立憲民主党は公認を決定しました。
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