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【今週の選挙結果:2023/07/30】会津若松市議選、立憲民主党は候補者4名全員当選

 任期満了に伴う会津若松市議会議員選挙は7月30日に投開票された。会津若松市は、幕末に戊辰戦争最大の激戦地となった鶴ヶ城の佇む、福島県会津地方の中心的な都市として知られる。人口は会津地方最大の約11万3千人であり、市議会の定数も28名と多い。しかし、今回の市議選では現職22名、元職2名、新人9名の計33名が名乗りをあげる少数激戦となった。

 立憲民主党は、今回の市議選に公認1名、推薦3名の現職候補者4名を擁立、全員が当選したまた党籍は持たないものの、党内派閥「社会民主主義フォーラム」に所属し、立憲民主党の推薦を受ける丸山さよ子氏も4期目を飾った。市議会で一部の立憲民主党所属議員と会派を組む会派「フォーラム会津」からは渡部認、長郷潤一郎の両氏が議席を守ったが、中島好路氏は惜しくも敗れた。会津若松市議選の開票結果は以下の表、立憲民主党各候補者の横顔は下記の文章を参照。

会津若松市議選の開票結果

 立憲民主党候補のうち3期目の当選を果たした高梨浩氏は、会津若松市職員労働組合の出身で、公務員労組でつくる自治労の組織内候補。今回は社民党から立憲民主党に移籍して初の選挙戦を戦い、当選を飾った。社民党出身者が中核となっている立憲民主党内の派閥「社会民主主義フォーラム」に籍を置く。市議会会派も元々は社民党会派だったが、現在は丸山市議、松崎新市議と共に会派「社民フォーラム」に所属している。

高梨浩市議

 唯一立憲民主党公認で出馬した松崎新(まつざき しん)氏は今回の当選で6期目となるベテラン。福島県立若松商業高等学校を卒業すると国鉄仙台管理局に勤務し、国鉄が中曽根康弘政権で分割民営化されてからはJR東日本東北支社に勤めた

松崎新市議

 44歳の中堅で、今回3期目の議席を勝ち取った内海基(うつみ はじめ)氏は、会津地方の伝統工芸品“会津ろうそく”を製作する、地元企業「会津鶴千代」の代表を務める地元経営者。会津商工会議所青年部の会員としても名を連ねる。会津若松の立憲民主党候補の中ではSNS発信に積極的で、TikTokアカウントを運用している。また、Facebookでは地元衆院議員の小熊慎司氏との二連ポスターを貼っている様子がうかがえる。

内海基市議

 最下位当選ながら議席を守った古川雄一氏は今回当選4回目。12代続く稲作農家であり、「会津う米(まい)べ~.com」で消費者への直接販売に取り組んでいる。過去には小中高のPTA役員や水泳協会会長、スキー協会副会長等、多くの団体で役員を歴任しており、精力的に地元活動に取り組んでいる

古川雄一市議

*本記事は会津若松市公式HP、立憲民主党公式HP、選挙公報、候補者本人や所属組織のホームページ、SNSを参照の上、作成しました。