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【ファクトチェック】週刊現代が立憲民主党が分裂寸前と主張する記事への誤り訂正

gendai.media

立憲民主党に対して、昨今厳しい意見が多数寄せられている。それらを受けて、実りある意見をいくつも受け入れ、立憲民主党は活動に反映させてきた。

しかし、石田氏のツイートにあるように、正しい事実による指摘ではなく、無責任なデマ記事も散見されている。今回の記事に関しても、複数個所の誤りが存在している。

斎藤嘉隆参院国対委員長へのFAXは立憲党内の嫌がらせではない

「自民党ならあり得ない醜態です。立憲には仲間意識や、ゴタゴタを外に見せるのはみっともないという発想もない。国民に『何を考えているんだ』と思われるのも当然です。

こうした足の引っ張り合い、刺し合いには、表沙汰にならないものも多い。直近では、今国会で成立した改正入管法をめぐって激しい内ゲバがありました。参院国対委員長の斎藤嘉隆さんは『与党と取引できる余地を残すべきだ』と法務大臣への問責決議案を出すことに消極的だったのですが、蓮舫さんや辻元(清美・参院議員)さんは『何を弱腰になってるんだ、ガンガンやれ』と斎藤さんを突き上げた。

その直後、何者かが斎藤事務所に大量の文書を送り付けて、FAXがしばらく使えなくなったそうです。仮に身内の仕業だったとしたら、終わってる

こちらに関しては、入管法の廃案を主張する団体から立憲民主党がむしろFAXを重点的に送られている状況であり、完全な事実誤認であると言える。党内から斎藤氏への攻撃が発生したのは完全に誤りである。

白鳥浩法政大教授の立憲分析発言は完全な誤り

ところが立憲の場合、左派と右派でまるで向いている方向が違う。その居心地の悪さが、議員らの相互不信の根っこにあるのだろう。現代日本政治が専門の白鳥浩・法政大学教授が解説する。

立憲が抱える致命的問題は、共産党との選挙協力に前のめりなサンクチュアリなどの左派グループと、それに強い拒否感を示す花斉会などの右派グループがお互い譲ろうとしないことです。これでは、仮に選挙に勝てたとしても政権の枠組みを示せない。事実、過去3回の総選挙ではいつも共産党との連立の是非が問題になり、そのたびに野党は割れてきました。

小選挙区制のもとでは自民党でさえ独力では勝ちきれず、公明党と連立を組んでいる。まして立憲にとって選挙協力と連立構想をどうするかは死活問題です。しかし、相手が共産党であるがために党内議論が延々と決着せず、離党者の多発を招いてもいるわけです」

党内グループのサンクチュアリは左派色が強い団体であり、枝野幸男氏、小川淳也氏らが所属している。しかし、花斉会は野田元総理がオーナーであるものの、蓮舫氏、手塚仁雄氏、小西洋之氏ら共産党と政策により協力派も多く在籍している。よって、明らかな事実誤認である。

また、蓮舫氏は泉代表に対してたびたび共産党との協力路線へ戻すべきと訴えており、一層白鳥教授の指摘はデマだと言える。

note.com

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このように、立憲民主党への批判を主眼においた記事であるものの、このように事実に基づかずに批判している有識者やメディアの無責任な発言により、本来の意図から外れていると言える。

立憲民主党はいかなる批判も受け入れて、明確な政権ビジョンを提示することに努め続けるものの、このような事実に基づかない記事については、本ブログとしても極めて遺憾である。立憲民主党の政策、ビジョン、そして活動に対する正確な理解と描写が必要であり、それは公正なジャーナリズムの基本的な原則である。これらの誤報は、正常な政策議論について大きな障害をもたらす