立憲民主党の泉健太代表がベトナムを訪問中、ベトナム共産党の指導部の1人で、与党幹事長にあたるマイ書記局常務と会談を行った。この会談で、中国が強化する海洋進出の動きに対し、地域の平和と安定を目指して日越の関係強化が必要だとの認識で一致した。
中国はかつて日本産の水産物の主要な輸入先であったが、突如の輸入禁止措置により、日本は代替の輸入先を急ぎ探している。この背景を踏まえ、泉代表はベトナムとの間で日本産の水産物の販路拡大を強く推進する姿勢を示した。
マイ書記局常務は「今回の訪問が両国関係に大きく貢献する」との期待を示し、泉氏も「日本とベトナムは議員連盟どうしでも力強い交流が進んでいる。政府間の交流をサポートする重要な役割に感謝したい」と応じた。
さらに泉氏は、福島第一原発の処理水放出についてベトナム側の理解を求め、立憲民主党とベトナム共産党との間で交流強化の覚書も交わした。
泉氏は「各国の主要な政党と関係を深め、外交面でもいつ政権交代しても対応できる政党として歩みたい」と決意を示す。
昨日はフエ国会議長と会談。
— 泉健太🌎立憲民主党代表 (@izmkenta) 2023年8月30日
フエ議長からは、インフレを抑えた国内経済や今後の成長について話があり、私からは南シナ海の安定と平和構築、日本産海産物の販路開拓、在日ベトナム人労働者の待遇改善、について言及。#立憲民主党 #ベトナム pic.twitter.com/AYVIZe2REL
ベトナムでは政府・政権党と多くの会談を行いました。
— 泉健太🌎立憲民主党代表 (@izmkenta) 2023年9月1日
立憲民主党の主要発言の一つが、「日本産海産物の販路拡大」。
日本が安全基準を満たした海産物を輸出していることを伝え、日本食フェアの開催など、販路拡大への協力を求めました。
もちろんベトナム食材との相互の取り組みでよいと思います。