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岸田総理、実物の保険証廃止は変わらずも根拠あいまい 立憲民主党小沼参議が問う

写真は小沼巧(おぬま たくみ)参院議員=茨城選出。

岸田文雄総理は6/12(月)の参議院決算委員会で、健康保険証の廃止について引き続き主張した。しかし、その理由や根拠は具体的には示されなかった。

質疑を行った立憲民主党の小沼巧参議は、総理が今年の施政方針演説で保険証廃止を語らなかったことを指摘。「医療サービスの改善は理解できるが、なぜ機能している健康保険証を廃止するのか理屈がわからない」と追及した。

岸田総理は、マイナンバーカードを健康保険証として利用することが良質な医療提供に繋がると説明。マイナンバーカードによる受診を原則とし、現行の健康保険証を廃止する必要があると持論を展開した

しかし小沼参議の問い、「なぜ廃止しなければ、それができないのか」に対して、総理は具体的な答えを示せなかった。これにより、保険証廃止の具体的な根拠があいまいであるとの指摘が立つことになった。

今後の議論の行方に注目が集まる。